東南植物楽園の想いを表現できたのは、中国古来の型染め文化「藍印花布」との出会いがあったからです。沖縄の「紅型」や「藍型」のルーツといわれる「印花布」。
現代消費社会と逆行するような手数の多さ、一筋縄にはいかない染め上がり...ゆえに、一度は消えかけた工芸。それでも、いっぱいの愛情を手に、六百年の伝統を守り続けてきた職人たちがいました。木花では、彼ら中国の職人と、沖縄の職人、デザイナーが手をたずさえ、いっしょに新しい衣服や布小物をつくっています。伝統の手法に加えたのは、ほがらかで、おおらかで、たくましい南国植物や生きもの「型」、そしてデザイン。「懐かしい未来」をカタチにしました。「藍」というとまず「色落ち」を心配されるお客様がいらっしゃいますが、印花布は、丈夫な木綿布に、生きた天然染料を何度も重ねて染め、芋酢に漬け、ていねいに「色留め」しているので、色落ちはあまりしません。着るほどに、藍染めならではの風合いが生まれていきます。また、古くから、藍には防虫や殺菌、日焼け防止、生地を丈夫にするなどの効果があるといわれています。美しさだけではなく、天然の機能素材であることにも、木花は着目しています。